第1回 詩吹賞
-受賞作品発表 -
受賞作
sinko 「赤いドット」

詩が好きだった、小学生。 誰にも解んないだろうと、好きな詩集を書店で買いためて、孤独の友のような存在でした。大人になったら仕事仕事仕事・・、子供が無限に飯を食べる炊事炊事炊事・・時間をみて、子供が中学生になったころからポエトリースラムのステージに上がるようになりました。私のことば、 書き溜めていたひとりぼっちの小学生の気持ちのままです。ありがとうございます。
最終候補作
※ 順不同
野田 崇達 「赤くなるまで」

草野 あくび 「僕は詩を書けない」

灰島 りんこ 「うさぎのりんご」

候補作
※ 順不同
中嶋 康雄
八巻 孝之
長澤 沙也加
イニミニマニモ
西貝 光央
ジジ
少木 るる
1220名の応募がありました。
いちりんご部門は"りんご"というお題への、それぞれの向き合い方が並ぶ選考となりました。
「赤くなるまで」はりんごを人間のように描く作品。日常の捉え方がユニークで、語り口は静か。そのバランスが面白く感じました。
「僕は詩を書けない」は、あまりに正直で、その飾らなさが胸を打ちます。
「うさぎのりんご」は重い過去を美しい流れの中に、静かに昇華させている、その技が光りました。
受賞作の「赤いドット」は熊の鳴き声から始まる意外な入り方が目を惹き、今の時代が抱える問題を重くなりすぎず描いています。
りんごというお題への切り口が他にはない斬新さを持ちつつ、絵が浮かぶ鮮やかさが強い魅力として映り、今回の大賞として決まりました。
受賞作
山田 ゆり菜
「あなたは星の子」




初めての詩作は難しく、思うようにならず、違う言葉や形があったのではないかと思い、今も小さな後悔がたくさんあります。それでも、自分にとってのほんとうの言葉で、ほんとうのことに出会いたい。そう願うような、祈るような気持ちで作りました。
お電話で、また詩を書いてほしいという励ましをいただき、とてもうれしかったです。できてもできなくても、誰かに見せても、見せなくても、また書くことを通して、自分にとってほんとうだと思えるものに出会えたらいいな。
第1回を迎えた詩吹賞の門出を心よりお祝いいたします。ありがとうございました。
最終候補作
※ 順不同
山内 優花 「借景 他2篇」



小花 硝 「果物のこころ 他2篇」



候補作
※ 順不同
天野 葉
赤城 一
四塚 麻衣
吉住 海斗
たかすぎるな。
三刀月 ユキ
和座 一樹
柳坪 幸佳
舟樢 いま
栗原ミライ
今回、1434人の方からの応募がありました。
「果物のこころ 他2篇」はとても自由で軽やかで、独特な語り口です。ご自身の描く世界に確信があるゆえに、いっそう魅力的な詩になっているのだと感じました。
「借景 他2篇」は最後の最後まで受賞候補に残った作品です。静謐な佇まいに惹かれますし、唯一無二の着眼点を持っている。且つ、非常に巧みな作品です。他の作品も読みたくなりました。
受賞作である「あなたは星の子」は、どの作品よりも眩しかった。シンプルな綴り方に思えますが、しっかりと練られている。特別な姿じゃなくて、生活をしているそのままの姿で、そっと寄り添ってくれます。
「あたらしい季節みたいな」詩吹賞の第一回受賞作にふさわしいと感じ、決まりました。