第1回 詩吹賞

-受賞作品発表 -

第1回詩吹賞は、
いちりんご部門に1220人、
三角部門に1434人の応募がありました。
たくさんのご応募に感謝いたします。

いちりんご部門

受賞作
sinko 「赤いドット」

受賞の言葉 sinko

詩が好きだった、小学生。 誰にも解んないだろうと、好きな詩集を書店で買いためて、孤独の友のような存在でした。大人になったら仕事仕事仕事・・、子供が無限に飯を食べる炊事炊事炊事・・時間をみて、子供が中学生になったころからポエトリースラムのステージに上がるようになりました。私のことば、 書き溜めていたひとりぼっちの小学生の気持ちのままです。ありがとうございます。

最終候補作

※ 順不同

野田 崇達 「赤くなるまで」

草野 あくび  「僕は詩を書けない」

灰島 りんこ 「うさぎのりんご」

候補作

※ 順不同

中嶋 康雄

八巻 孝之

長澤 沙也加

イニミニマニモ

西貝 光央

ジジ

少木 るる

中本 麻美

1220名の応募がありました。

いちりんご部門は"りんご"というお題への、それぞれの向き合い方が並ぶ選考となりました。

「赤くなるまで」はりんごを人間のように描く作品。日常の捉え方がユニークで、語り口は静か。そのバランスが面白く感じました。

「僕は詩を書けない」は、あまりに正直で、その飾らなさが胸を打ちます。

「うさぎのりんご」は重い過去を美しい流れの中に、静かに昇華させている、その技が光りました。

受賞作の「赤いドット」は熊の鳴き声から始まる意外な入り方が目を惹き、今の時代が抱える問題を重くなりすぎず描いています。

りんごというお題への切り口が他にはない斬新さを持ちつつ、絵が浮かぶ鮮やかさが強い魅力として映り、今回の大賞として決まりました。


三角部門

受賞作
山田 ゆり菜
 「あなたは星の子」

受賞の言葉 山田 ゆり菜

初めての詩作は難しく、思うようにならず、違う言葉や形があったのではないかと思い、今も小さな後悔がたくさんあります。それでも、自分にとってのほんとうの言葉で、ほんとうのことに出会いたい。そう願うような、祈るような気持ちで作りました。

お電話で、また詩を書いてほしいという励ましをいただき、とてもうれしかったです。できてもできなくても、誰かに見せても、見せなくても、また書くことを通して、自分にとってほんとうだと思えるものに出会えたらいいな。

第1回を迎えた詩吹賞の門出を心よりお祝いいたします。ありがとうございました。

最終候補作

※ 順不同

山内 優花 「借景 他2篇」

小花 硝  「果物のこころ 他2篇」 

候補作

※ 順不同

天野 葉

赤城 一

四塚 麻衣

吉住 海斗

たかすぎるな。

三刀月 ユキ

和座 一樹

柳坪 幸佳

舟樢 いま

栗原ミライ

三角 みづ紀

今回、1434人の方からの応募がありました。

「果物のこころ 他2篇」はとても自由で軽やかで、独特な語り口です。ご自身の描く世界に確信があるゆえに、いっそう魅力的な詩になっているのだと感じました。

「借景 他2篇」は最後の最後まで受賞候補に残った作品です。静謐な佇まいに惹かれますし、唯一無二の着眼点を持っている。且つ、非常に巧みな作品です。他の作品も読みたくなりました。

受賞作である「あなたは星の子」は、どの作品よりも眩しかった。シンプルな綴り方に思えますが、しっかりと練られている。特別な姿じゃなくて、生活をしているそのままの姿で、そっと寄り添ってくれます。

「あたらしい季節みたいな」詩吹賞の第一回受賞作にふさわしいと感じ、決まりました。